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10 | 2018/11 | 12

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あの日の教室で ひとつ。 

 ブロ友の闇sが小説を書いているということなので
 なんとなく気分がのってしまいどんどんとアイディアが浮かんだので
 即興でしたがおおまかに作ってみました

 ひとつ。というのは第一話と同義です
 タイトルは あの日の教室で
 まだ設定など細かく練ってませんし続くのかも分かりませんが
 よろしくお願いします

 読みたいと思った人は
 続きを読む をどうぞ


あの日の教室で ひとつ。

 「少年。起きないか少年
  ・・・・全く今夜も良い月だと言うのに。はやく起きるんだ」
 真っ黒な長い髪をなびかせたオバケがまだ12時だというのに俺を起こそうとする
 夜12時に、だ
 このままだと俺の生活サイクルが昼夜逆転してしまう
 「少年。何を説明口調にベラベラと喋っているのだ・・・気味が悪いぞ
  それに私はオバケではない。ここに憑いているれっきとした幽霊様だ」
 自分で様をつけるなんてどれだけ自意識過剰なのだろう
 『毎度毎度起こしてくれるのはいいんだがつき合わされる身になってみろ
  夜中に学校をふらつくなんて何の意味があるんだ』
 「だから言っているだろう私の未練をけしてくれとな」

 こいつ・・・そう髪が真っ黒で長く古いセーラー服を着ている幽霊
 千瀬(ちせ)と出会ってからというもの毎晩夜中に学校を徘徊させられている
 俺は通っているこの赤城高等学校の寮に住んでいるので移動の手間はないのだが
 理由もなくつき合わされると日に日に疲れは溜まっていくだけだった
 未練が何なのかと聞いても教えないの一点張り こいつ俺をなめてるのか?
 『さて準備もできたし・・・行くか」』
 今の俺は心底いやそうな顔をしているだろう
 「ふむ。それでは行こうか・・・?旧校舎へと
  今夜はどんな不思議と出会えるか 楽しみだな 秋(あき)」
 『いまのところ何も不思議になど出会えてないけどな』
 今日も丑三つ時まで旧校舎を徘徊する時間がきた
 どうせなら本当に千瀬のような不思議に出会えたら面白そうなのだけれどな

 今夜・・・まさかあの人にまた会えるなんてこの時の俺は思いもしなかった


――旧校舎――

 古くからある建物ため歩き度に板が軋みギシギシと耳障りな音をたてている
 今日はどのように回ろうか思案していると
 「そういえば今日はどのような七不思議を探すのだ?」
 理由もなしに徘徊が嫌だったので適当に不思議を探すという理由で見つけたのが
 ・・・七不思議
 どこの学校にもありそうなありふれた不思議が定番だが
 うちの学校は少しばかり内容が奇妙だった
 その話を千瀬にしてみるとすぐさま食いついてきた
 
『今日は定番中の定番のでいいだろ』
 千瀬は興味深々に顔をのぞかせて期待の眼差しを送ってくる
 疲れたような声で誰もが知っている怪談話の名前を伝える
 『・・・トイレの花子さんだ』
 聞いた途端に目を見開き楽しそうにふわふわと宙を飛び跳ねる
 「そうかそれならば知っているぞ
  昔は三番目の花子さんとも言ってたな
  でも詳しくは知らないから教えてくれ」
 三番目?とふと疑問に思ったがすぐに気がつく
 『あぁ・・・たしか
  校舎3階のトイレで扉を3回ノックし「花子さんいらっしゃいますか」と尋ねる行為を
  一番手前の個室から奥まで3回ずつやると3番目の個室からかすかな声で「はい」と
  返事が返ってくるらしい』
 「それで?それで?」
 無邪気な顔で聞いてくる・・・これは怪談なんだがな
 『そしてその扉を開けると、赤いスカートのおかっぱ頭の女の子がいてトイレに引きずりこまれる
  という怪談らしいが・・・』
 「が・・・?」
 
 少し間をあけておどろおどろしく言ってみた
 『うちの学校はその'逆'らしい』
 「つまり・・・?」
 どうやら伝わらなかったらしい 怖がらせる作戦は失敗だ
 そもそも幽霊が怪談を怖がるのかどうか疑問だが
 『つまりトイレの三番目の個室に入りしばらく何もせずにいると
  一番手前の個室から順にノックの音と「誰かいらっしゃいますか」と尋ねられる
  返事をすると扉が勝手に開き・・・』
 「開き・・・っ?!」
 テンションが最高潮のようだが俺は飽きれるように呟いた
 『その先はどうなるかは知らん』
 えー・・・とぶぅたれる千瀬だが知らないものは知らないのだ
 しかし、ふと千瀬が思い出したかのように
 「そういえばよく秋が昼間学校に行っているときにフラフラと彷徨っているのだがな」
 見えないからといって迷惑なやつだ 
 「時々びっくりした顔でトイレから出てくる子達がいたな」
 『たぶんそれが被害者だな
  というかなんで昼間なんだ・・・夜のほうが雰囲気出るだろう』
 そう言うと、すごくバカにするような目で千瀬が俺を見下ろしている
 宙に浮くな 見下ろされるのは好きじゃないんだ
 すると千瀬は当然のように言い放った
 「そんなもの決まっているだろう
  夜だと脅かせる人がいるわけないじゃないか」
 『・・・・それもそうだな
  とりあえずその場所に行ってみるか』
 

――校舎3階――

 トイレに向かっている時、千瀬がチラチラとC-Aクラスつまり3-1クラスを見ていた
 『・・・自分が'自殺'クラスにやはりり未練があるのか・・・?』
 千瀬はどこか遠くを見ているような瞳で
 「未練などたくさんある・・・それにまだ果たしていない約束もあるしな」
 どこか微笑んでいるように見えた
 髪が月明かりに透けた千瀬はまさに黒髪美人という言葉がそのまま当てはまるように思えた
 なぜ千瀬が自殺をしなければならない状況になったのか
 どのように未練が・・・あるのか
 ふと口にした約束についても聞きたいことを山ほどある
 寮に帰ったら少しずつでもいいから俺に会うまでにあったことを聞こうと決めた
 『それじゃぁトイレでしばらく待ちますか』
 「あぁそうだな」
 少し元気がなくなったような声色で返事をした千瀬が心配に思えた
 
 しばらくなんでもないような会話をしながら待っていると
 ふいにコンコンっとノックの音が聞こえた
 「きたなっ・・・!!」
 声を抑えながらしかしテンションはみるみる上がっている様子が分かる
 かくゆう俺も楽しくなってきたところだ
 そしてノックは三番目の個室。俺と千瀬がいるところまできた

 コンコン・・・「誰かいらっしゃいますか?」
 高ぶる気持ちを抑えつつ俺は返事をした
 『はいってます』
 我ながらもう少しいい感じの言葉を選べなかったのかと思えた
 扉が少しずつ少しずつ開いていく
 胸の動機がとまらない
 白い指先だけで見える
 千瀬以外の幽霊のように存在が本当にいたという喜び
 そう俺はこのとき喜んでいた楽しんでいたこの状況を
 あの日の教室で千瀬を見たときと同じ気持ちを抱いていた
 不思議に出会う ということが俺は心底楽しかった

 先ほどから後ろにいる千瀬がせわしなく動く
 ついに声を抑えるのをやめ大きな声で
 「秋!秋!花子さんだぞ!
  うわぁ~サインとかもらえるかなぁっ」
 などと状況に合わない言葉を次々に話す
 正直うるさい と思ったが目の前に今は興味がひかれている
 すると突然ピタッと扉を開いていた指先が止まった
 俺と千瀬が?と首をかしげていると

 【あき・・・・ちゃん・・・?】
 ・・・懐かしい声を聞いた気がした
 いきなり名前を呼ばれた トイレの花子さんに
 千瀬が俺の名前を呼んでいたし言えても不思議でなかったがどこかがひっかかった

 確かめるような言い方で花子さんが尋ねてきた
 その姿はまだ見えない 白い指先だけをのぞかせる
 まだ首をかしげている俺と千瀬は顔を見合わせながらまだ?の顔をしていた
 【あきちゃんだー!!】
 活発なような声が聞こえたと思うと
 突如、扉が勢いよく開かれた
 あまりに突然に一気に開かれたため驚き振り返る

 『ぇ・・・ゆきねぇ?』
 そこには・・・・トイレの花子さんではなく
 懐かしい
 三年前にこの高校での事故で死んだ
 俺の'姉'が立っていた 
 

コメント

Re: あの日の教室で ひとつ。

なげええええええええええ

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